カテゴリアンティーク、コレクション工芸品金属工芸銅製花器状態目立った傷や汚れなし（詳細） 東京藝術大学名誉教授、鋳金家の西大由先生の「朱銅花壺」です。こちらは真土型で制作された一点物です。美術鋳物において着色仕上げの「朱銅」は数々の工程がありとても手のかかる技法です。また、朱銅の析出は毎回違う形になるので、同じものは2つとありません。いわゆる「数もの」とは一線を画すお品です。作品の制作年代は不明です。添えられていた略歴より芸大の鋳金科教授(1978～1988年)の頃の作品であると推測されます。目立った傷汚れなしとしていますが、本体の壺には使用された形跡はなくとても良い状態です。共箱は経年劣化による汚れシミ等有ます。ウコン布有。オブジェとして飾っても良し、もちろん花を活けても良しです。

 とても素朴でやさしくそれでいて生命力あふれる力強い作風の大由先生ならではの作品です。たびたび果実をモチーフとされます。こちらはおそらく洋梨をモチーフに意匠されたものだと思います。

 鋳造の為見た目よりも重さがありますが、花を生ける際には安定感がありとても使い勝手が良いと思います。また銅製品は花が長持ちします。希少価値の高い花器ですが、ぜひ普段使いして頂きたい作品です。

【西大由（にし だいゆう）】 鋳金家、1923年 福岡県生
東京美術学校工芸科鋳金部卒。在学中より日展に出品。高村豊周、丸山不忘、内藤春治に師事。高村光太郎賞。教科用図書検定調査審議会調査員。東京芸術大学評議員。文化財保護審議会専門委員。東京藝術大学名誉教授。日本鋳金家協会会長。日本工芸会正会員。日本丸・海王丸の船首像製作、交通文化賞受賞、勲三等瑞宝章授章 2013年90歳にて死去。（資料引用）

サイズ★[壺]約W120mm×D120mm×H118mm
    [桐箱]約W151mm×D151mm×H163mm
商品重量★[壺]約1310g

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