★B12★ 筒井 良い 年峰 浮世絵「萩と月」シートのみ

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★B12★ 筒井 年峰 浮世絵「萩と月」シートのみ


シートサイズ:22.4×30.9cm
落款あり
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筒井 年峰(つつい としみね、文久3年〈1863年〉7月[1] ‐ 昭和9年(1934年)頃)とは、明治時代の浮世絵師。

月岡芳年の門人。本名は筒井勇蔵。年峰[2]、年峯と号す。播磨国伊丹の商家に生まれる。茅場町に商業見習いに上京したが、小児の時から絵画好きで、常にいたずら書きをしていた。明治20年頃、工芸共進会に行ってますます絵画に親しむようになり、朝6時前と夕6時以降の余暇には勝手稽古で作画を楽しんでいた。そのうち、河鍋暁斎の門に入ろうとするも、暁斎はむやみに弟子をとらぬ流儀であったので、25歳のときに芳年の門下となり、また別に四条派の旭峰(きょくほう)という人にも学んでいる。作画期は明治20年代以降で、画風は菊池容斎風であった。主に明治24年(1891年)から明治26年(1893年)までの二三年間は大坂で新聞の挿絵を描いており、その後、東京に帰って『時事新報』に入社した他、明治28年(1895年)創刊の雑誌『文芸倶楽部』の口絵を明治45年まで多く描いており、同誌木版口絵時代の初期から末期までの18年間にわたって携わる。また、『新小説』編集室に在籍したことも有り、硯友社所属の作家の口絵を多数描いている。木版口絵界において武内桂舟、水野年方、富岡永洗、梶田半古、鈴木華邨、尾形月耕らと伍する巻頭口絵画家であった。ほかに明治28年(1895年)刊行の福地桜痴作の『豊島嵐』の挿絵などが知られている。明治34年(1901年)頃から絵の研究のため、写真術の研究に努めた。明治43年(1910年)、東京赤坂青山北町に住んだという。明治31年に向島百花園に建立された月岡芳年翁之碑に芳年門人として細木年一、水野年方、右田年英、金木年景、稲野年恒、山崎年信、木藤年延らとともに筒井年峰の名前がみられる。年峰の口絵は浮世絵出身でありながらも洗練された洋風のセンスを持っていたこと及び、その線の強さから、外国人に特に人気のある口絵画家であったことは特筆される。

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