今週は奇妙な産状と独自な世界観を持つファインサムネイルコレクションを揃え、仕事の都合で延期となった【初夏のファインサムネイル】特別出品を行います。
サイズ：約21x21x12mm重量：約33カラット産地：Andilamena Quartz Quarries, Andranotokana Massif, Andilamena, Alaotra-Mangoro, Madagascar.
 水晶名産地であるマダガスカル島のアンディラメナ地域からの銘品産状、紫水晶のセプターと日本式双晶の複合産状の標本、2000年に同産地で発見されたほとんどの内部が濁る半透明で、外部は産状のやや荒い結晶ではなく、凄まじい透明度と僅かな薄藤の色調に呈する標本は産地の銘品産状である日本式双晶とセプターの複合産状の特徴を顕し、ほぼ対称に発達した極めて端正でありながら愛らしい形でケースの中で展示できる紫水晶の極美セプター日本式双晶標本です。この銘品産状標本のほとんどの1センチ前後の個体に対して、こちらの個体は注目すべきほぼ2.1x2.1センチの正方形の範囲内に成長し、優美な形態にまとまった結晶は33カラットに達し、底部の接触面以外には無傷の個体です。同産地が2000年に発見されたほとんどの内部が濁る半透明で、外部は産状のやや荒い結晶ではなく、内部はご覧の通りこの産地にして際立つ透明度と優しい薄藤の色調が結晶内部に均一に広がり、外部は産地の銘品産状である日本式双晶とセプターの複合産状の傾向が見られ、錐面が柱面より大きく発達する太く可愛い形に呈します。最も特筆すべきことはまるでハーキマーダイヤモンド型水晶のような高透明度の内部とまとまりの良い外部産状が備える結晶が作る優雅な演出で、ほぼ対称に発達した極めて端正でありながら愛らしい形でケースの中で展示できる紫水晶の極美セプター日本式双晶標本です。 アフリカ大陸の南東のインド洋に浮かぶマダガスカルは日本の1.6倍の面積をもつ世界4番目に大きな島で、約2億5000万年前に存在したパンゲア超大陸の一部、後のアフリカ大陸とインド亜大陸となるプレートに挟まれた地域が島の基盤を作り、インド亜大陸が北上し始めた約1億4000万年前のジュラ紀までアフリカ大陸と陸続き状態のマダガスカルはやがて6500万年前の白亜紀末に大陸から完全に分離され、島へ変貌したマダガスカルは他の大陸と生物種の往来が少ない孤立した状態が長く保たれたため独自の進化を遂げるようになりました。20世紀に入ってから島は爆発的な人口増加と無秩序な開発によって深刻な環境危機に直面し、またマダガスカルには1990年代以降にどこかで農夫が綺麗な石を拾った噂が流れた途端に国中の鉱夫が一斉に殺到する宝石ラッシュが度々発生し、採掘に関する法律が整備されていないようでなかなかブレーキをかけられず、現在でも続いています。島は主に広域変成作用によって形成された南部と北部に集中する変成岩鉱脈と中央高原部に位置するペグマタイト鉱脈を中心に採掘され、産出は島中央に位置する首都アンタナナリボを経由して世界中に流通されます。2000年6月に行われたサファイア鉱脈の探鉱活動で島東南部に位置するアンディラメナ村北部のアンドラノトカナ山の角礫岩鉱脈から奇妙な産状を持つ水晶標本を発見し、採掘活動で回収された標本は2001年のツーソンショーで販売され、当時の大きな話題となりました。この産地で発見された水晶の産状は典型的な日本式双晶を含め多数確認でき、特に日本式双晶の先端に再発達するセプター産状の紫水晶の複合産状は産地を代表できる銘品産状として知られるが、環境の厳しい角礫岩の堆積鉱脈から採掘されたので濁る半透明で産状のやや荒く、形の不揃いなものがほとんどです。セプター或いは松茸水晶は幹となる結晶が成長の途中に発生した異種鉱物の沈殿による被覆で一旦成長が止まり、その後に再び供給された熱水で被覆のない部分から傘部結晶の再成長によって形成された産状で、幹部結晶は日本式双晶の場合はアンディラメナ地域の銘品産状となり(画像9:簡単な図例、ライトグレーの部分は被覆された部分)、さらにこちらの個体は二つの傘部結晶がほぼ対称に大きく発達し、幹部の日本式双晶を内包した産状と考えられます。こちらの標本はマダガスカル島のアンディラメナ地域からの銘品産状、紫水晶のセプターと日本式双晶の複合産状の標本、2000年に同産地で発見されたほとんどの内部が濁る半透明で、外部は産状のやや荒い結晶ではなく、凄まじい透明度と僅かな薄藤の色調に呈する標本は産地の銘品産状である日本式双晶とセプターの複合産状の特徴を顕し、ほぼ対称に発達した極めて端正でありながら愛らしい形でケースの中で展示できる紫水晶の極美セプター日本式双晶標本です。この銘品産状標本のほとんどの1センチ前後の個体に対して、こちらの個体は注目すべきほぼ2.1x2.1センチの正方形の範囲内に成長し、優美な形態にまとまった結晶は33カラットに達し、底部の接触面以外には無傷の個体です。同産地が2000年に発見されたほとんどの内部が濁る半透明で、外部は産状のやや荒い結晶ではなく、内部はご覧の通りこの産地にして際立つ透明度と優しい薄藤の色調が結晶内部に均一に広がり(画像2,6,8)、外部は産地の銘品産状である日本式双晶とセプターの複合産状の傾向が見られ、錐面が柱面より大きく発達する太く可愛い形(画像3,5,8)に呈します。最も特筆すべきことはまるでハーキマーダイヤモンド型水晶のような高透明度の内部とまとまりの良い外部産状が備える結晶が作る優雅な演出で、ほぼ対称に発達した極めて端正でありながら愛らしい形でケースの中で展示できる(画像2,3,4)紫水晶の極美セプター日本式双晶標本です。
 この度コレクション整理のため出品いたします、この機会をぜひお見逃しなく。
注意事項
※写真は白熱灯環境で撮影しております。
※天然石のため、多少のヒビや欠け等のダメージがあります。
※お使いのモニターにより写真と実物で色が異なる場合がございます。
※サイズや重量に若干のズレがある場合がございます。
※台座やミネラルタックは付属しません。
不明点につきましては、ご購入前にご確認をお願い致します。