江戸時代の浮世絵師・初代歌川豊国による、歌舞伎役者・四代目澤村宗十郎（初代澤村源之助）の大首絵です。享和2年に地本問屋の丸屋清次郎より出版されました。同年8月に市村座で上演の「信田妻名残狐別」にて、扇子を持つ阿部保名役の澤村源之助の姿が描かれています。歌川豊国は、幕末の浮世絵界で最大勢力を誇った歌川派隆盛の礎になった人物です。透明感のある爽やかな画風で、代表作の「役者舞台之姿絵」以降、大首絵などの役者絵、芝居絵を独占していました。出品した浮世絵もその時期のものになります。豊国が得意とした役者絵で、艶やかな着物と、流し目のすっきりした表情が特徴的です。また、顔や扇、着物の一部等は凹凸（空摺り）で表現されています。サイズは、縦約38.3cm×横約25.6cmです。家族がこういった美術品を収集していましたが、飾らないまましまってありました。江戸美術やアートに興味のある方に是非お譲りしたいです。本物ですが特に鑑定書はついていません。保存状態が良いとは言えず、縁にいくつか小さな破れがあり、所々シワが入っています。また裏面右中央にある白いテープは3cm程の破れを補強しているもので、購入時点ですでに貼ってあったそうです。表だと署名3文字目の部分です（写真4枚目）。とはいえ鑑賞に差し障りがある程の汚損ではなく、それも含めてアートかなと個人的に思いますが、ご理解の上でのご検討をお願いします。水濡れ、厚紙での折れ対策の上で発送いたします。また、大英博物館のホームページに同じ浮世絵の掲載があり、この作品の詳細が記載されています。「the British Museum　Sawamura Sojuro IV」でGoogle検索すると大英博物館のHPが出てきます。そこから澤村宗十郎のページに入り、「Related objects」を選択すると、同じ浮世絵が確認できます。◆◇─────────────────★即購入OK、購入前のコメント不要ですたとえ他の方との交渉中であっても、コメントなしでの即購入で構いません。メルカリ公式ルールに則り、先に購入ボタンを押した方を優先させていただきます。他、各種詳細はプロフィールに記載があります✿─────────────────◆◇#浮世絵　#江戸美術　#アート　#版画　#アンティーク