アメリカ盤 Strawberry Rain SR-017  1978年にインドネシアでリリースされた驚異のシンフォニック＆チェンバー・プログレの、リイシュー盤です。7人編成で、そのほかにヴィオラ、パーカッション、そして楽器のクレジットのない数名（たぶんヴァイオリン）がゲスト参加しております。イエスの影響を受けているのは想像に難くないですが、フルートやオーボエやクラリネット、ヴィオラ、複数のヴァイオリン奏者による室内楽的パートは、イエスにもジェネシスにもなかったものです。特に、フルートの活躍は素晴らしいです。ヴォーカルはイエスみたいなハイ・トーンですけれど。3名の使用楽器としてクレジットされた鍵盤楽器は、ピアノ、キイボード、キイボードとのクレジットしかありませんが、メロトロンの使用も（私の耳では確かに）確認できます。ただ、オリジナルは、カセット・テープだからかもしれませんか、音が貧弱です。これは、カセット・テープ音源をソースにしたからと想像しますが、もしかしたら、録音そのものが悪いのかもしれません。演奏が素晴らしいだけに、この点がとても残念です。案外、カセット・テープで聴けば、納得できるのかもしれませんが。ジャケは、美品です。シュリンクは欠損なく付属しておりますけれど、完全に外れております。盤も、美品です。